https://scholars.lib.ntu.edu.tw/handle/123456789/6838
標題: | 「モラルハザード」の両義性:「事故米」報道は何を伝えたのか(4) 「moral hazard」的雙重意義:「事故米」報導傳達了什麼(4) |
作者: | 戶倉恆信 戸倉恒信 Tokura Tsunenobu |
關鍵字: | 込米;食の安全;Minimum Access(MA)米;等級鋏状差 | 公開日期: | 1-九月-2009 | 起(迄)頁: | - | 來源出版物: | Food Science | 摘要: | 昨年九月の事故米報道は、ミニマムアクセス(MA)米が「今回の問題」の発生原因だという前提から構成されていた。つまり報道関係者は、予め事故米=「輸入米」という単純な結論を以って、終始「国産米」の不正規流通が俎上に載らない循環論証を行っていたのである。この「市民にわかりやすい」ロジックは、本件に向き合ったいわゆる「識者」と呼ばれる人間が:輸入された「汚染米」を「全部返品していれば今回の問題はなかった」という判断を『新聞』紙上で展開した事実からも検証できる。改めて述べるまでもなく、事故米=「輸入米」であるという結論は、政府が「国産米」を備蓄しないという結論がなければ成り立たない。しかし、そもそも日本にそういう法規定が存在するのかについては、わざわざ法典を紐解く必要もなかろう。例えば昨年九月、農水省は「今回の問題」を受け、「制度」改正する方向で検討を始めているが、そこでは「輸入検疫で食品衛生上問題がある事故米は返品するように見直す。国産の事故米が出れば、実際にのり原料として使用する業者だけに販売するような制度に変更する」とされている。つまり認識されるべき「今回の問題」とは、政府の改正案を通じて露呈した米取引をめぐる因習に他ならない。だから「問題」の発生過程をトレースしてゆくには、返品相手国のない「国産米」の諸規格が、生産者の手を離れて仲買いから集散地の問屋や小売商を通過する間に「混淆」してゆく構造を見なくてはならない。「今回の問題」認識に欠落していたのは、穀物の状態推移は工業製品とは異なって「漸変」的なプロセスを辿るという知的配慮であり、言うなれば「ブレンド」商品が、「国産米」の安全イメージの提唱に伴って量産される相克の関係に他ならない。ミニマムアクセス(MA)米が発生原因だという「識者見解」については、本論述を通過してゆくことで、その当否が徐々に紐解かれてゆくであろう。 去年九月的「事故米」報導,將「Minimum Access(MA)米」視為「這次問題」發生的原因,報導便是在這樣的前提之下被構成。即是,新聞媒體所謂的事故米等於「進口米」的單純結論,始終是將「國產米」的非正規流通排除於認識範圍之外。而這「對於市民容易理解」的循環邏輯,從面對本案件的「知識分子」在《報紙》上所展開的:「倘若當初將被進口的「污染米」退貨的話,就不會發生這次的問題。」此一言論,便可檢證。當然,所謂的事故米等於「進口米」的結論是,政府不儲蓄「國產米」,若無這樣的條件便無法成立。然而到底在日本是否有這樣的法規,是不需要翻閱法典的。例如去年九月,農水省面對這次問題而立即針對「制度」的修正案進行檢討:「在進口檢疫中發現食品衛生上有問題的事故米,更改為可以將此貨物退還。而若是有國產的事故米發生,則更改為只能販售給實際使用於膠水原料的業者。」也就是說得以認識「這次的問題」是經由該修正案而洩漏出米穀買賣的舊習。因此,為要勾勒出「這次問題」的誘因,我們必須要知道這些原來沒有退貨對象的「國產米」的各種規格,在離開生產者的手之後,經由仲介者到集散地的大小米商之中被「混淆」的原理結構。在認識「這次問題」上所欠缺的知識是穀物的狀態推移與工業製品不同,其是經由「漸變」的過程。將所謂「綜合」商品,隨著提倡「國產米」的安全意象而被量產的相剋關係。而至於「MA米」所發生的原因是否恰當,將通過本文論述而逐漸被解明。 |
URI: | http://ntur.lib.ntu.edu.tw//handle/246246/164623 |
顯示於: | 歷史學系 |
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